今回は、《サービスルーム》についてです。

サービスルームとは、建築基準法で決められている規定よりも開口部（窓）が小さいスペースのこと。居室としては認められていない部屋です。

昔の部屋で言うと納戸のことで、部屋の大きさや広さとは直接関係がなく、開口部（窓）の面積によってサービスルームと呼ばれることがあります。

広さもある程度あり、実際に独立した部屋として仕えたとしても、窓の面積が少ないために光を取り入れにくいので注意が必要です。

また、居室のように人が長い時間を過ごす部屋、という作りにはなっていないため、エアコン用の電源、スリーブ（穴）、テレビの端子、電話の端子などは用意されていないことの方が多いでしょう。

間取りの表記では、サービスルーム（S)、納戸（N）、書斎（DEN）などとなっている場合などありますが、全て居室とは認められない部屋のことです。

このサービスルームを利用して、大型収納、家事コーナー、ゲストスペースとして利用される場合が多くなっています。

リフォームをする場合には、間取りを変更して隣の部屋と一体化して広いLDKなどにしたり、ウォークインクローゼットにしたりする場合があります。