今回は、《システム洗面化粧台》についてです。
システム洗面化粧台とは、洗面の時に必要な洗面ボウルや水洗、鏡、照明器具、コンセント、収納スペースなどの機能を一体化した設備のこと。
三面鏡タイプは、鏡の奥に洗面スペースで使う歯ブラシやドライヤーなどを収納でき、見た目がすっきりします。ミラーが手前に引き出せたり、両開きになるものもあります。
一面鏡タイプは鏡の左右のラックに見える状態で収納するので、使いたいものがすぐに手に取れるというメリットがあり、同じ性能の三面鏡より価格の安いものがほとんどです。どのタイプでも大きさや機能が幅広く選べます。
最近では、上部の吊戸棚と一体になった洗面ルームヒーター付きものがあります。寒い季節に暖房としてだけでなく、暑い季節に涼風運転ができるタイプがあります。
洗面ボウルと水洗部分が一体になっているフラットカウンターのタイプはつなぎ目がなくお手入れが簡単です。
洗面ボウルから鏡までの高さのあるハイバックカウンターのタイプは水は羽をガードしてくれるので鏡のお手入れが楽になります。
洗面ボウルの下の収納部分が引き出し型になっているものや、椅子を収納してドレッサーとして使えるタイプもあります。
カラーバリエーションも豊富で、扉の部分はもちろん、洗面化粧台横の洗面パネルや、ミラー下のミラーパネルを選べるタイプも出ています。
マンションの場合、スペースの関係から戸建ての洗面化粧台サイズとは違うものが必要な場合が多いので、事前の念入りな調査が重要です。