トイレは使用頻度が高いので、快適で使いやすい場所にすることが重要です。

快適で使いやすいトイレにするために、まずはトイレまわりにどのような悩みや不満があるのか把握してみましょう。

その上で、それらの悩みをどのように解決するかを考えていくと、満足度の高いリフォームになります。

今回はトイレのお悩み別にリフォームのポイントをご紹介いたします。

 

狭くて使いにくいトイレスペースを広くするには？

トイレで多いのが、「狭くて使いにくい」という悩み。

マンションの限られた面積の中では、トイレにあまりスペースを割けないという場合もありますよね。

そんなときはコンパクトなタンクレストイレに交換するのがおすすめ。

 

タンクレストイレとは、手洗いを兼ねたタンクがついていないトイレのこと。

タンクをなくした分だけ奥行きが浅くなるため、スペースに余裕が生まれてスッキリした印象のトイレ空間になります。

 

ただし、タンクレストイレにする場合は別に手洗い器が必要です。

通常はドア付近の壁に取り付けますが、構造上配管工事ができないケースや、スペースに余裕がなくて取り付けられないケースもあります。

 

そういうときは、手洗いカウンターや手洗いコーナー付きのタンクレストイレを選びましょう。

このタイプのタンクレストイレなら配管工事の必要がなく、スペースに合わせてカウンターとコーナー型の手洗い器が選べます。

タンク付きトイレよりも手洗いがしやすくなるのもメリットです。

 

気になるトイレのニオイはリフォームでしっかり対策！

トイレのニオイ対策として、消臭剤や芳香剤を利用している方も多いのでは？

リフォームでニオイ対策をしておくと、消臭効果にプラスして掃除もラクになります。

トイレのニオイ対策のポイントは次の２点。

 

■壁紙

トイレの壁には、消臭性能のある壁紙がおすすめ。

悪臭成分を吸着し無害な物質に分解することで、消臭効果が得られるようになっています。

撥水加工により水分や汚れがつきにくく拭き取りやすいタイプや、抗菌効果がプラスされているタイプもあります。

 

■床

トイレの床材は、消臭性能のあるタイプがおすすめ。

抗菌・抗ウイルス加工もプラスされた床材もあり、汚れやすくニオイの気になるトイレにピッタリです。

 

■トイレ

脱臭機能の付いたトイレを選ぶのも効果的。

センサーによって自動で脱臭を行うもの、便器のすみずみまで脱臭と除菌ができるもの、トイレ空間まで脱臭・除菌してくれるものなどがあります。

 

防音対策をしっかり行って快適なトイレに！

トイレの悩みのひとつに、「音漏れ」があります。

まずは、トイレを使用中の音が外に漏れるのが気になって、トイレが使いづらいという問題です。

もう一つは、近くの部屋までトイレの水を流す音が聞こえる場合です。

とくにトイレの近くに寝室があると、夜中に水音で目が覚めてしまうことも…。

 

音漏れを解消して快適なトイレ空間にするために、リフォームでしっかり防音対策を行いましょう。

 

■壁・床の防音

壁にグラスウールや防音シートを入れる、床に防音マットや防音シートを敷くことで、防音効果を得ることができます。

 

■防音ドア

パッキン付きで気密性の高い「防音ドア」に交換するのも、音漏れ対策に効果的です。

 

■呼び出しボタン

防音対策を行うと音漏れが軽減できますが、万が一のときに声を出しても聞こえにくい場合があります。

 

とくに小さいお子さんや高齢者がいるご家庭では、呼び出しボタンを取り付けておくと安心です。

2022.10.11　アールデザインラボ株式会社　根立洋平

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