お風呂や洗面所などの水回りは、リフォームの要望が多い場所。

リフォームの理由として設備の老朽化のほかに、現在のお風呂に関する悩みや不満があります。

使いやすく快適なお風呂を手に入れるには、日頃感じている悩みや不満を解消できるリフォームプランを立てることが必要です。

そこで今回は、お風呂のお悩みを解決するリフォームのポイントをご紹介します。

 

ユニットバスの交換でお風呂が広くなることもある

「お風呂が狭い」、「浴槽が狭くてゆったり入れない」というお悩みはありませんか？

そのお悩み、リフォームで解決できるかもしれません。

 

浴室を広くするには浴室自体の面積を広げる方法がありますが、マンションではスペースに余裕がなく面積を広げられないケースも…。

そんなとき、ユニットバスを交換することで浴室が広くなる可能性があります。

ユニットバスの壁と建物の浴室スペースの間にデッドスペースがある場合、ユニットバスのサイズ調整をすることでデッドスペースを減らし、その分浴室を広くすることができるのです。

 

とくに古いマンションでは実際のスペースより小さいサイズのユニットバスを使用していることが多く、ユニットバスの交換で浴室を拡張できる可能性も高くなります。

また、大きいサイズのユニットバスと取り替えることで、浴槽のサイズアップも望めます。

ご自宅のお風呂が拡張可能か、リフォーム会社に一度相談してみるとよいでしょう。

 

ユニットバスの選び方次第で掃除がラクになる

「カビの掃除が大変！」、「水垢が取れない」、「排水口の掃除がめんどうくさい…」など、お風呂掃除にまつわる悩みを解消するには、ユニットバス選びが重要です。

最近のユニットバスには、お風呂掃除をラクにしてくれるタイプがたくさん登場しています。

 

カビの生えやすいパッキンをなくしたドアや、ぬめりを防ぎ取手を持って髪の毛を簡単に捨てられる排水口、軽くこするだけで汚れが落ちる壁や床、水分が残らず乾きやすい床など、さまざまな工夫が凝らされています。

「汚れにくい」、「カビが生えにくい」、「掃除しやすい」と三拍子揃ったユニットバスを選んでみてはいかがでしょうか。

 

マンションのお風呂に追い焚き機能をつけられる？

追い焚き機能がついていないお風呂が不満で、リフォームで追い焚き機能をつけようと考えている方もいるのでは？

しかし、マンションでは追い焚き機能の後付けができないことが多いのです。

追い焚き機能をつけるには給湯器と浴槽をつなぐ配管を増設し、マンションの躯体のコンクリートに穴を開けて通す必要があります。

しかし躯体のコンクリートは共有部分にあたるため、リフォームで穴を開けることはできないのです。

 

追い焚き機能がつけられない場合は、保温構造のふたと浴槽でお湯が冷めにくいユニットバスを選ぶのもひとつの方法。

また、浴室の床や壁、天井に断熱材を入れることで浴室全体の断熱効果が高まり、お風呂のお湯もより冷めにくくなります。

浴室暖房乾燥機や浴室床暖房のような浴室を温める設備もあるので、導入可能かリフォーム会社に相談してみるのもよいかもしれません。

 

まとめ

お風呂まわりのお悩みで多いのが「お風呂が狭い」、「掃除が大変」、「温め直しができない」の3点です。

リフォームでこれらの悩みを解消するには、ユニットバス選びが大切。

浴室を拡張できるタイプやカビが生えにくく汚れを落としやすいタイプ、保温構造のふたと浴槽がセットになったタイプなど、お悩みに応じて適切なものを選びましょう。

 

マンションによってはリフォームに制約がある場合もあるので、マンションリフォームの実績の多い会社に要望を伝えた上で相談することをおすすめします。

 

2022.09.30　アールデザインラボ株式会社　根立洋平

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