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73漆喰や珪藻土などの塗り壁はマンションでも施工できる?基礎知識を解説

 

壁の仕上げ方法のひとつに、漆喰や珪藻土などの「塗り壁」があります。

塗り壁の持つ風合いや質感はインテリアにこだわる人の注目を集めており、新築やリフォームで取り入れるケースも増えています。

「マンションでも塗り壁の施工はできる?」

「漆喰と珪藻土のどちらがいいの?」

「壁紙よりコストがかかるって本当?」

今回は、このような疑問をお持ちの方に向けて、漆喰や珪藻土などの塗り壁について解説します。

 

塗り壁の「漆喰」と「珪藻土」の違いとは?

漆喰と珪藻土はどちらも塗り壁に使われる素材の一種で、マンションでも施工可能です。

両者の特徴と違いをご紹介しましょう。

 

■漆喰とは?

漆喰の主成分は消石灰(水酸化カルシウム)で、もともとは珊瑚などの堆積物に由来しています。

この消石灰に糊や繊維などを加えたものが漆喰です。

漆喰を塗った壁は空気中の二酸化炭素を吸収し、時間が経つほど硬くなっていきます。

日本では古くから、城や神社・仏閣などの外壁にも使用されてきました。

また、漆喰はアルカリ性で抗菌作用があり、カビや菌の繁殖を防いでくれますが、5年ほどでその効果も薄れてくると言われています。

 

■珪藻土とは?

珪藻土の主成分は二酸化ケイ素で、珪藻という植物プランクトンが堆積してできた化石が原料です。

そのままでは固まらないので、糊や接着剤などのつなぎを入れて固めています。

 

珪藻土は無数の小さな穴があいており、湿度の高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは湿気を放出する「調湿性能」を持っています。

ただし、つなぎに使われる接着剤などが穴を塞いでしまい、調湿性能が低下してしまうこともあるので注意が必要です。

調湿性能を求める場合は、穴を塞がない成分をつなぎとして使用している珪藻土を選びましょう。

 

塗り壁のメリット・デメリットについて

漆喰や珪藻土を使用した塗り壁にした場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

【メリット】

■消臭効果がある

漆喰も珪藻土も消臭効果があり、また、ホルムアルデヒドを吸着・分解する働きもあります。

 

■耐火性が高い

塗り壁は耐火性が高く、万が一家事になったときも燃え広がりにくいのが特徴です。

 

■調湿性能がある

珪藻土は調湿性能が高く、ジメジメや乾燥を防いでくれます。

 

■耐久性が高い

クロスは10年が張替えの目安となっていますが、漆喰や珪藻土は耐久性が高く長持ちします。

 

■静電気が起きにくい

クロスとくらべて塗り壁は静電気が起きにくいため、埃がつきにくいのもメリットのひとつ。

 

■おしゃれ

独特の風合いを持つ自然素材の塗り壁は、無垢材の床を合わせることで、ナチュラルやフレンチ、アンティーク、レトロ、和風モダンなインテリアにマッチします。

クロスにはないおしゃれな雰囲気を演出することができます。

 

【デメリット】

■ひび割れすることがある

収縮によってひび割れしてしまうことがあり、メンテナンスが必要です。

また、硬いものをぶつけてその部分が欠けてしまうこともあります。

 

■汚れが落ちにくい

コーヒーなどをこぼしたり、子どもが落書きしたりした場合、洗剤などをつけてゴシゴシ拭くことはできないため、シミになりやすいのが難点。

とくに珪藻土は水分をそのまま吸い取ってしまうので、水拭きや洗剤拭きは厳禁です。

 

■施工費が高く工期が長い

塗り壁は、クロス張りと比べて施工費用が45倍くらいかかります。

また、漆喰は左官職人が手作業で重ね塗りしていくため、その分工期も長くなります。

 

漆喰と珪藻土のどちらがいい?

塗り壁材を選ぶときは、次のポイントで比較してみましょう。

 

■質感

漆喰はツルッとしており、珪藻土はザラザラしています。

つるつるしたフラットな仕上がりが希望なら、漆喰がおすすめ。

また、どちらも様々な種類の塗り方があり、模様をつけることも可能です。

 

■調湿性能

調湿性能が欲しいなら、珪藻土がよいでしょう。

しかし中には接着剤()によって穴が塞がれてしまい、調湿性能が落ちる場合もあるので注意が必要です。

 

■コスト

珪藻土は一度塗りですが、漆喰は重ね塗りが必要なため、施工費用は漆喰の方が高くなります。

できるだけ価格を抑えたい場合は、珪藻土がよいかもしれません。

 

まとめ

漆喰や珪藻土などの塗り壁は施工費が高くなりますが、クロスのように張り替えの必要がなく、耐久性が高いためコストパフォーマンスのよい壁材と言えます。

外観や性能、コストなどのポイントで両者を比較して選びましょう。

 

自然素材を多用した家に住みたい、おしゃれなインテリアにしたい、快適な空間を作りたいという方は、リフォームの際に塗り壁を検討してみてくださいね。

2022.09.20 アールデザインラボ株式会社 根立洋平

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