GTM-PTNSVTJ3
受付時間 | 10:00~17:00 |
---|
休業日 | 日曜日・祝日 |
---|
66リフォーム向きの中古マンションとは?購入前にココをチェック!
リフォームすることを前提に、中古マンションを購入される方も多いはず。
しかし、マンションのリフォームは一戸建てと違ってさまざまな制約があるので、注意が必要です。
事前にしっかりチェックしておかないと、希望していた内容のリフォームができなかった…ということもありえます。
そこで今回は、リフォーム向きのマンションを見分けるためのチェックポイントについてご紹介します。
1.マンションの構造によって間取り変更の自由度が変わる
リフォームを前提に中古マンションを選ぶ際、必ずチェックしておきたい のがマンションの構造です。
マンションの構造には、梁と柱で建物を支える「ラーメン構造」と、壁で支える「壁式構造」の2種類があります。
この2つのうち間取り変更の自由度が高いのは、ラーメン構造です。
ラーメン構造のマンションは、間仕切り壁を取り払って自由に間取りを変えられますが、壁式構造のマンションには室内に撤去できない「構造壁」があるため、どうしても間取り変更の自由度が低くなってしまいます。
スケルトンリフォームのように大幅に間取りを変える場合は、マンションの構造をしっかり確認しておきましょう。
壁式構造が採用されるのは5階建て以下の低層マンションに限られるので、マンションの階数をチェックしてみるとよいかもしれません。
2.床と天井の構造も間取り変更の自由度に影響する
床と天井には、それぞれ「直床」・「二重床」と「直天井」・「二重天井」があります。
直床と直天井は、コンクリートスラブに直接床材やクロスを張ったもの。
二重床は床スラブの上に支持ボルトを立て、その上に床材をのせることで床下に空間ができるつくりで、二重天井も同様にコンクリートスラブと天井仕上げ材の間に空間があります。
間取り変更の自由度を左右するのが、この「空間」の有無。
二重床や二重天井は、この空間を利用して配管・ダクト・配線を通しているため、リフォームをするときも水回りの移動や間取り変更がしやすいのです。
しかし直床や直天井は通すための空間がないため、その部分だけ床を高くしたり、下がり天井にしたりする必要があります。
また、古いマンションでは配管や配線がコンクリートの中に埋め込まれているケースもあり、水回りの移動や間取り変更ができないこともあるので注意が必要です。
3.マンションのリフォームは管理規約の確認が必須
マンションでは、リフォームについて管理規約や使用細則で細かく規定されています。
その中でもとくに注意しなければならないのが、リフォームに対する禁止・制限事項や内装材の指定などの項目です。
たとえばカーペットからフローリングへの張り替え禁止、水回りの移動禁止、床材や遮音等級の指定、電気容量の変更制限などがあります。
確認しないまま購入すると、大幅な間取り変更によって水回りを移動する予定が管理組合の承認が得られなかった…となることも。
内容はマンションによって違うので、事前にしっかり確認しておきましょう。
4.電気容量やガス容量の変更が可能か確認しておこう
リフォームでガスコンロからIHクッキングヒーターに交換したい、床暖房を取り入れたいなどと考えている方も多いでしょう。
しかし大幅に電気容量やガス容量が増えるリフォームを計画している場合は、少し注意が必要です。
一戸建てなら自由に契約アンペア数を上げたり、大型のガス給湯器に交換したりすることができますが、マンションでは難しいケースもあります。
マンションは建物全体で電気容量やガス容量が決まっているため、各戸で使える容量が決められていたり、契約アンペア数や給湯器の号数の変更が制限されていたりする場合もあるのです。
電気やガスの容量アップが必要なリフォームを希望している場合は、事前に可能かどうか確認しておきましょう。
まとめ
リフォーム前提で中古マンションを選ぶときは、希望しているリフォームに支障がないか事前に確認することが重要です。
マンションの構造や床・天井の構造、電気・ガス容量、管理規約によっては、思い通りのリフォームができない場合もあるので注意しましょう。
今回ご紹介したポイントを参考に、しっかりチェックしてみてくださいね。
2022.08.26 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
マンションリフォームを考えている方にぜひ知っておいていただきたいことを、コンパクトにまとめました。あなたの住まいをもっと快適に、もっと楽しくするためのヒント満載のオリジナル電子書籍をプレゼントします!