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58天然木フローリングの魅力を解説!リフォームで床材にこだわるべき理由とは?
天然木フローリングには木目の美しさやぬくもり、肌触りのよさなど多くの魅力が備わっています。
せっかくのリフォームですから、無垢フローリング材を使いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
無垢フローリング材には天然木ゆえの特徴やデメリットがあるため、導入前にきちんと把握しておくことが大切です。
ここでは天然木フローリングの特徴やデメリットと、床材にこだわるべき理由についてお伝えします。
天然木フローリングの種類と特徴を知ろう
天然木を使ったフローリング材には、無垢と挽板、突板の3種類があります。
■無垢フローリング材
天然木の一枚板を使った贅沢なフローリング材です。
天然木ならではのナチュラルな質感や風合い、肌触りを味わうことができます。
■挽板フローリング材
天然木を10mm~20mmの厚さにスライスして、合板の基材に貼り付けたフローリング材です。
表面の厚みがあるため、見た目や質感、肌触りもほとんど無垢材と変わりません。
■突板フローリング材
天然木を0.2mm~0.3mmの厚さにスライスし、合板の基材に貼り付けたフローリング材です。
表面が薄いので、天然木ならではの質感や肌触りなどはどうしても挽板とくらべて劣ります。
無垢・挽板・突板フローリング材のデメリットとは?
実際に暮らしてみて「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないように、事前にデメリットを把握しておくことが大切です。
3種類の天然木フローリング材には、それぞれどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
(1)無垢フローリングのデメリット
■隙間・ひび割れ・反り
天然木は湿気が多いと水分を吸収して膨張し、乾燥していると水分を放出して収縮します。これにより床材同士の隙間が広がったり、ひび割れを起こしたり、反ったりすることがあります。
■傷がつきやすい
樹種にもよりますが、無垢材は一般的に傷がつきやすいです。
■汚れや水に弱い
無塗装の無垢材は汚れや水が染み込みやすく、シミになることがあります。
塗装された床材でもオイルで仕上げたものや塗装の剥がれたものは、汚れがつきやすいので注意が必要です。
また、天然木フローリングは水に弱いため、こぼした場合は素早く拭き取りましょう。
放っておくとカビや黒ずみの原因になります。
洗面所など湿気の多い場所での使用は、あまりおすすめできません。
■日焼けすることがある
直射日光があたる場所で使用すると、日焼けして色が変わることがあるので注意しましょう。
■価格が高い
3種類の天然木フローリング材の中で、もっとも価格が高いのが無垢材です。
(2)挽板フローリング材のデメリット
挽板フローリング材は無垢材とくらべると膨張や収縮が抑えられているため、隙間やひび割れ、反りなどが生じにくくなっています。
挽板は無垢材と同様に傷つきやすく、水や汚れに弱い、日焼けして変色するというデメリットがあります。
しかし、耐傷性や抗菌性、メンテナンス性の高い挽板フローリング材もあり、そういう物を選ぶとデメリットが軽減されます。
(3)突板フローリング材のデメリット
突板フローリング材は3種類の中ではもっとも低コストで導入できますが、表面が薄いた挽板とくらべて天然木の風合いや肌触り、質感などはどうしても劣ります。
また、衝撃等で表面が剥がれたり、深い傷がついたりすると下地が見える可能性もあります。
耐傷性、抗菌性、メンテナンス性の優れたタイプを選ぶとよいでしょう。
リフォームで床材にこだわるべき理由とは?
なぜ住宅は床材にこだわるべきだと言われているのでしょうか?
その理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、床が部屋の印象を大きく左右するからです。
大きな面積を占める床は、部屋の雰囲気や印象を決めるパーツのひとつ。
どんなに良い家具を置いても、壁や天井にこだわっても、床が安っぽいと台無しになってしまうことも…。
逆によい床材を使うと部屋がグレードアップして見えます。
2つ目の理由は、床は肌が直接触れる場所だから。
ゴロゴロ寝転んだり、座ったり、裸足で歩いたりと素肌が触れる場所だからこそ、肌触りや質感は重要です。
肌が触れると気持ちよい床は、住まいの満足度を上げてくれます。
押さえておきたい!床材選びのポイント
床材選びで大切なポイントは、何を重視するかをはっきりさせること。
たとえばコスト重視なら突板フローリング材、風合いや質感を重視するのであれば無垢材か挽板フローリング材から選ぶとよいでしょう。
無垢材と挽板で迷う場合は、機能性に注目しましょう。
できるだけ傷つきにくく、メンテナンスがラクな方がいいという場合は耐傷性やメンテナンス性などの機能が備わった挽板フローリング材が便利です。
また、ペットを飼っている方なら滑りにくい加工がされた挽板フローリング材がよいでしょう。
多少手間やコストがかかってもかまわない、キズや経年変化も味わいと考えられるのであれば無垢材がおすすめです。
まとめ
床材は家の雰囲気や印象を左右する大切なパーツなので、天然木を使用した上質なフローリング材を選びたいもの。
無垢材や挽板、突板にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、違いを把握しておきましょう。
質感や肌触り、機能性、コストなど、何を重視したいのかを考えることが、選び方のポイントです。
ご自宅に最適な床材を見つけて、素敵なインテリアを実現してくださいね。
2022.07.29 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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