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53マンションを子育てしやすい住まいにリフォームするには?
シューズインクローゼットとは、靴を収納できるスペースのこと。
下駄箱のように靴をしまうだけでなく、下足のまま中に入ることができるのが特徴です。
最近では、シューズインクローゼットが備わっている新築マンションも多く、リフォームで取り入れる方も増えています。
しかし、動線や間取りをよく考えてつくらないと使い勝手が悪く、結局はただの物置になってしまうということも…。
そこで今回は、シューズインクローゼットの要否と失敗しないつくり方のコツについて解説します。
マンションにシューズインクローゼットは必要?
結論からお伝えすると、マンションの広さや家族構成、ライフスタイルなどによっても違ってきますが、シューズインクローゼットがある方が便利なことは確かです。
靴をしまうだけであれば、天井まで届く高さの下駄箱で十分かもしれませんが、部屋に持ち込みたくないさまざまなものの収納にも役立つのがシューズインクローゼットです。
たとえばベビーカーや砂遊びのおもちゃ、三輪車、アウトドア用品、サッカーボール、テニスラケット、ゴルフ用品、工具、掃除用品など、玄関に置きたいけれど置く場所がないものの収納に最適。
また、ドアやロールカーテンを取り付けると中が見えなくなるため、玄関がスッキリ片付きます。
土間に靴が何足も脱ぎっぱなしになったり、狭い玄関でベビーカーが場所をとっていたりと散らかりがちな玄関も、シューズインクローゼットによっていつもキレイに保てるのが大きなメリットと言えます。
シューズインクローゼットのデメリットとは?
シューズインクローゼットを検討するなら、事前にどのようなデメリットがあるのか、しっかり把握しておきましょう。
■動線を考えないと使いにくい
シューズインクローゼットには行き止まりのウォークインタイプと、出入り口が2か所のウォークスルータイプがあります。
このうちウォークインタイプは中に入って靴を脱いだ後、再び玄関まで戻ってこなくてはなりません。
裸足で戻るわけにもいかないため、サンダルなどを用意する必要がありますが、一々中に入って戻ってくるのが億劫になり、結局は使わなくなってしまうことも…。
シューズインクローゼットに入った後の動線をよく考えてつくらないと、使いにくくなるので注意しましょう。
■ニオイと湿気がこもりやすい
シューズインクローゼットは脱いだばかりの靴や濡れた傘、雨具などを収納するため、ニオイや湿気がこもりがち。
換気方法を考える必要があります。
■部屋が狭くなる
シューズインクローゼットで他の部屋が狭くなってしまい、住まいの快適さが損なわれてしまうことがあります。
居住空間の広さやバランスを考慮することが大切です。
シューズインクローゼットをつくるためのポイント
シューズインクローゼットを導入する場合は、上記のデメリットを踏まえた上で、次の点に注意しながら進めていきましょう。
1.使いやすさで選ぶならウォークスルータイプ
できるなら、通り抜けできるウォークスルータイプがおすすめ。
もう一方の出入り口は廊下に合流させるか、ほかの部屋につなげておくと動線がよくなり使いやすくなります。
ウォークスルータイプは、収納棚の奥行き+歩行分の幅が必要になるため、スペースに余裕のあるマンションに向いています。
2.ウォークインタイプは工夫が必要
ウォークインタイプにするなら、頻繁に履く靴を収納するための小さめのシューズボックスか棚を備え付けておくと便利。
サンダルで行き来するのが面倒で玄関の土間に靴が並ぶようになると、せっかくの収納が無駄になってしまうからです。
シューズインクローゼットにはそのほかの靴やベビーカー、三輪車、ゴルフバッグなどを収納し、帰宅したらそのまま中に入って片付けることができます。
3.ドアがあると玄関がスッキリ見える
ドアはあってもなくてもお好みでかまいませんが、ドアがあれば閉めるだけで玄関がスッキリ片付いて見えるので、急な来客のときも便利です。
上吊り引き戸などを利用すると、場所をとらずに開閉が可能。
できるだけコストを抑えたい場合は、ロールスクリーンやカーテンをとりつける方法もあります。
4.湿気対策をする
換気扇を設置できれば一番いいのですが、マンションでは新設が難しい場合も多いので、そのほかの対策をしておきましょう。
隣室と接する壁に開閉可能な室内窓を取り付ける、調湿壁紙にする、コンセントを設置し除湿機やサーキュレーターを置くなどの方法があります。
5.家全体のバランスを考えて設置する
使いやすいシューズインクローゼットをつくるには、十分なスペースを確保する必要があります。
シューズインクローゼットに必要な面積を割けるかどうか、家全体のバランスを見ながら検討しましょう。
まとめ
シューズインクローゼットを取り入れるときは、動線や間取り、十分なスペースを確保できるかを考えることが大切です。
とくにシューズインクローゼットに出入りするときの動線を考えて設置しないと、面倒で使わなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
ご自宅に最適な広さやタイプ、間取りがよくわからないときは、施工実績が多いリフォーム会社に相談することをおすすめします。
2022.07.15 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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