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53マンションを子育てしやすい住まいにリフォームするには?
子育て世帯のマンションリフォームは、「子育てしやすい住まい」であることを重視したいもの。
たとえば、小さなお子さんのいる家庭に必須の安全対策も、間取りや設備、内装材などを選ぶことで対策が可能です。
また、子どもにとって使いやすい設備や遊び・勉強に使えるスペースの確保、子育てに忙しいママ・パパが効率よく家事をこなせるような工夫も必要。
そこで今回は、マンションを子育てしやすい住まいにリフォームするために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
子育てしやすい間取りのポイント
子育てしやすい環境には、間取りが大きく関係しています。
リフォームで間取りを決めるときは、次の点に注意しましょう。
■アイランドキッチンはベビーゲートを設置しにくい
最近人気の「アイランドキッチン」は壁と接する面がまったくないため、市販の突っ張り式のベビーゲートの設置が難しく、対策がとりにくいのです。
片側が壁に接した「ペニンシュラキッチン」であれば、接していない側だけベビーゲートを取り付ければよいので対策しやすいでしょう。
市販のベビーゲートではサイズが合わない場合は、リフォームの際に造作してもらう方法もあります。
これなら、ご自宅のキッチンにピッタリ合うベビーゲートがつくれますよ。
■対面キッチンなら安心
子育て中のご家庭には、対面キッチンがおすすめ。
調理中もこどもの様子が見えるので安心です。
■リビング横に和室があると便利
子どもが小さいうちは、リビング横に和室があると何かと便利。
赤ちゃんのおむつ替えや子どものお昼寝、遊び場として活躍してくれます。
小上がりタイプの和室も魅力的ですが、子どもが段差で転落したり転んだりする危険があります。
小さいお子さんがいるご家庭では、フラットタイプの和室がおすすめです。
■キッチンと洗面所をつなげると家事効率アップ
キッチンから洗面所に直接行ける間取りにすると、洗濯機を回しながらキッチンに立ったり、夕食を作りながら合間にお風呂を洗ったりと家事効率がアップします。
パパが子どもをお風呂に入れている間に、ママはキッチンで洗い物。
「上がるよ」とパパの声が聞こえたら、ママがすぐに子どもを迎えに行く…という連携プレーもバッチリです。
■玄関ホールは広いと使いやすい
スペースに余裕があるなら、玄関ホールを広めにつくるのがおすすめ。
広げたままのベビーカーや子どもの三輪車も置けて便利です。
■リビングの一角にワークスペースを
リビングの一角にワークスペースをつくると、家族で活用できます。
パパやママの仕事やパソコン、趣味はもちろん、子どもが宿題をやったり、お絵描きしたりするのにも使えて便利です。
子育てしやすい住まいの壁材と床材とは?
小さい子どもは汚れた手で壁や床をベタベタ触ったり、おもちゃを床にガンガン打ちつけたり、壁に落書きをしたりすることも多いもの。
機能性を持った壁材や床材を選ぶことでお手入れがぐんとラクになり、子育てしやすい環境がつくれます。
■汚れやキズに強い壁紙
壁紙表面に特殊な加工が施されており、物がぶつかったり、こすったりしてもキズつきにくくなっています。
また撥水加工などにより汚れが染み込みにくくなっており、さっと拭き取るだけで汚れが落ちるのでお手入れが簡単です。
■健康に配慮した壁紙
抗ウイルス壁紙は、壁紙に付着したウイルスを変性、分解して減少させます。
抗アレルゲン壁紙は、花粉やダニなどのアレル物質を吸着して、働きを抑えます。
そのほか菌の増殖を抑える抗菌性のある壁紙や、消臭効果のある壁紙も。
■キズに強いフローリング材
子育て世帯には、キズや汚れに強いフローリング材がおすすめ。
フローリングの表面に加工が施されており、物の落下や椅子を引く等によるキズを防いでくれます。
キズ防止にジョイントマットなどを敷く方法もありますが、インテリアとしては今ひとつ。
メーカーの中には、天然木を使用した「挽き板フローリング」や「突き板フローリング」もあるので、インテリアにこだわりのある方はチェックしてみましょう。
■アレル物質を抑制する床材
お子さんのアレルギーが気になる方は、特殊な塗装によってアレル物質を抑制するフローリング材がおすすめ。
子どもは座ったり寝転んだり床に触れることが多いので、床材選びは慎重に行いましょう。
安全に配慮した設備で子育てしやすい環境をつくろう
子どもの事故やケガを防止するには、対策された設備を取り入れるのもひとつの手。
ここでいくつかご紹介しましょう。
■指はさみ防止ドア
指はさみ防止ドアとは、子どもがドアの隙間に指を挟んでしまうのを防いでくれるドアです。
隙間にスポンジゴムが入っていて指が入れにくいドアや、隙間カバーのついた折れ戸、指を挟みにくいエッジの折れ戸などがあります。
■マグネットコンセント
プラグがマグネット式になっており、足にコードが引っかかってもすぐに外れるので転倒を防ぎます。
■上吊り引き戸
上吊り引き戸は敷居が必要ないため足を引っ掛けにくく、車椅子などにも対応できます。
また段差や溝がなく掃除がしやすいのもメリットです。
まとめ
子育てしやすい住まいにリフォームするには、子どもの安全を守ることや家をきれいに保つための工夫とともに、ママやパパの快適さにも目を向けることが大切です。
子どもが汚したり落書きしたりするたびにイライラ…ということにならないように、事前にしっかり対策を行うことで、子育てを楽しむ心の余裕が生まれやすくなります。
今回ご紹介したポイントを参考に、子育てしやすい住まいへのリフォームを進めていきましょう。
2022.07.12 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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