床は、壁と並んでインテリアやお部屋の印象、住み心地までも大きく左右する部分。

フローリング材の材質やカラーももちろん大切ですが、それと同時に機能や性能もしっかりチェックしておきたいポイントです。

今回は、フローリング材の機能・性能についてご紹介します。

さまざまな生活シーンに対応するには、どのような機能・性能を備えたフローリング材を選べばよいのか、選び方のポイントについてもお伝えしたいと思います。

 

フローリング材に備わった機能・性能とは？

フローリング材の機能・性能を大きく分けると、次の４種類。

■キズがつきにくい

■お手入れや掃除がしやすい

■室内環境を整える

■人にもペットにも優しい

 

それぞれどのような生活シーンや環境を想定したフローリング材なのか、以下でくわしく見ていきましょう。

 

１．キズに強く丈夫で長持ちするフローリング材

床に物を落としたり、椅子を引きずったり、ペットが引っかいたりと、日常生活の中にはフローリングが傷つくシーンが意外と多いもの。

キズを防いでいつまでもキレイな状態を保つには、「傷がつきにくい」性能を備えたフローリング材がマストです。

 

フローリングにつきやすいさまざまなキズに対応した製品があります。

 

・掃除機がけや家具の引きずりによる「すり傷」

・落下やキャスター付きチェアによる「へこみ傷」

・ペットによる「引っかき傷」

 

小さなお子さんやペットがいるご家庭や、椅子を使うダイニングルーム、書斎、子ども部屋、家族が集まるリビングなどにおすすめです。

 

２．お手入れ＆掃除が簡単なフローリング材

汚れやキズがつきにくく、サッと拭き取るだけでキレイになるフローリング材です。

食べこぼしや料理中の油の飛び散り、子どもの落書きなどに役立つのがこの性能。

表面に施した特殊な塗装によって汚れが染み込みにくくなっているため、拭くだけで汚れをスッキリ落とせるフローリング材です。

 

アンモニア汚れにも対応しているため、ペットが粗相したときも安心。

また、ワックス不要で美しい光沢をキープできる点も、忙しい主婦の強い味方と言えるでしょう。

小さなお子さんやペットがいるご家庭やキッチン、ダイニングルーム、トイレなどにおすすめです。

 

３．抗菌・抗ウイルス機能で安心のフローリング材

素足で歩いたり、座ったり、寝転んだりと、フローリングは直接肌に触れることが多いため、衛生面が気になりますよね。

とくに小さなお子さんがいるご家庭では、安心して過ごせる環境を作ってあげたいもの。

 

そんなときは、抗菌・抗ウイルス機能を持つフローリング材が最適です。

フローリングの表面に抗菌剤や抗ウイルス剤が配合されており、付着したウイルスを減らしたり、細菌の増殖を抑制したりする効果が期待できます。

アレル物質を抑制する性能のフローリング材もあります。

 

小さなお子さんのいるご家庭や、家族が長時間くつろいで過ごすリビング、子ども部屋などにおすすめ。

 

４．すべりのリスクを抑えたフローリング材

普段やお風呂上がりに足や床が濡れているときも、すべりにくいフローリング材です。

とくに小さなお子さんや高齢者がいる場合は、ケガの原因となる転倒リスクを減らすためにも取り入れたいものです。

 

また、ペットのすべりにくさに配慮したフローリング材もあります。

トイプードルやチワワなどの小型犬は、転倒などが原因で膝蓋骨脱臼になりやすいため、とくにすべり対策が必要不可欠です。

このタイプのフローリング材であれば、グリップ力が強く愛犬のすべり防止に役立ちます。

普段過ごすことの多いリビングや洗面所におすすめです。

 

まとめ

今回は、フローリング材の主な機能・性能についてご紹介しました。

フローリング材は簡単に張り替えられないからこそ、慎重に選びたいもの。

ご家庭に必要な機能・性能が何なのかを知るには、日常生活のさまざまなシーンを思い浮かべながら考えるのがポイントです。

ペットも含めたご家族皆が快適に暮らせるように、ご家庭にピッタリのフローリング材を見つけてくださいね。

 

2022.05.27　アールデザインラボ株式会社　根立洋平

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