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37マンションリフォームで床暖房を導入するには?選び方や注意点を解説
マンションのリフォームを機に、床暖房の導入を考えている方も多いのではないでしょうか。
今や、8割以上の新築マンションで床暖房が標準装備されているのだとか。
安全・安心な暖房として人気の床暖房ですが、導入にあたり、「床暖房って本当に暖かいの?」、「電気代やガス代が高いのでは?」などと気になる点もあるかと思います。
そこで今回は、マンションリフォームで床暖房を導入する際の選び方や注意点をご紹介します。
床暖房の特徴とメリットを知っておこう
床暖房は、床下に張り巡らせた電気ヒーターや温水によって床全体を暖める暖房システムです。
エアコン暖房などは暖かい空気が上に行ってしまい、顔は火照っても足元は寒いまま…となりがちですが、床暖房は冷えやすい足元から暖かいのが特徴。
さらに、床から放射される輻射熱によって部屋全体が均一に暖められるため、体の芯からじんわりと温まります。
床暖房は石油ファンヒーターのように温風で埃が舞い上がったり、灯油臭くなったり、空気を汚したりする心配がありません。
また、部屋が乾燥しないため快適に過ごせます。
さらに、火を使わないので小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えるのもメリットです。
床暖房には電気式と温水式がある
床暖房には、電気式と温水式の2つの方式があります。
■電気式床暖房
電気式床暖房は、床下に設置した電気ヒーターに電気を流して暖めるタイプ。
電熱線が通ったパネルで床を暖める「電熱線ヒーター式床暖房」と、深夜電力を蓄熱しておいて日中に放熱する「蓄熱式床暖房」、温度が上がった部分の発熱を抑える調節機能のある「PTCヒーター式床暖房」があります。
■温水式床暖房
温水式床暖房は、床下に設置した温水パネル(マット) に温水を巡回させて床を暖めるタイプ。
ガスで温水を作る「温水式ガス床暖房」、ヒートポンプを利用した「ヒートポンプ式温水床暖房」があります。
電気式床暖房と温水式床暖房のメリット・デメリット
電気式床暖房と温水式床暖房には、それぞれのどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
【電気式床暖房】
電気式床暖房はヒーターパネルを敷くだけなので施工が比較的簡単で、導入コストが抑えられるのがメリット。
また、小さいスペースにも施工が可能で、メンテナンスもほとんど必要ありません。
デメリットはランニングコストが温水式床暖房より高い、立ち上がりが遅い、部分的に温度のムラがあることがあげられます。
使用頻度があまり高くない家庭や、部分的な使用に向いています。
【温水式床暖房】
温水式床暖房は立ち上がりが早く、床全体がムラなく均一に温まるのがメリット。
電気式床暖房よりもランニングコストが抑えられるのもメリット大です。
一方デメリットは、温水パネルのほかに配管や熱源機の設置も必要なため、導入コストが高くなること。
また、熱源機や寒冷地で必要な不凍液を交換する必要があり、その分のコストがかかります。
家にいる時間が長く使用頻度が高い家庭や、広範囲を効率よく暖めたい方に向いています。
マンションリフォームで床暖房を導入する際の注意点
マンションで床暖房を導入する場合、次の点に注意しましょう。
■管理規約を確認する
マンションによっては管理規約で床の張替えが禁止されていたり、床材が制限されていたりするため、床暖房を導入できない場合があります。
必ず事前に管理規約を確認しておきましょう。
■電気容量を確認する
電気容量が足りない場合は、契約アンペアを変更する必要があります。
しかし、マンションでは全体の電気容量が決まっているため、余裕がないと変更できないことも…。
事前に契約アンペアを調べ、不足している場合は管理組合に変更できるか確認しておきましょう。
■施工面積
床暖房で部屋全体を効率よく暖めるには、部屋の面積の60%以上に施工する必要があります。
ただし、部屋の断熱性によっても左右されるので、リフォームの際は断熱対策とあわせて進めていきましょう。
まとめ
床暖房は冷えがちな足元も暖かく、部屋全体を均一に暖めることができる暖房システムです。
床暖房には電気式と温水式がありますが、それぞれの特徴やメリット・デメリット、コストを把握した上で、ご自宅にピッタリの床暖房を選ぶとよいでしょう。
また、マンションではリフォーム前に管理規約や電気容量を確認しておく必要があります。
満足度の高い床暖房リフォームにするために、リフォーム会社と相談しながら進めていきましょう。
2022.05.17 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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