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34マンションの室内環境を整える壁とは?機能性のある壁材について解説!
部屋の中でもっとも大きな面積を占める「壁」は、空間の印象やインテリア性はもちろん、住み心地も左右する重要なパーツです。
壁材の選び方の基準として、素材やデザインとあわせて注目したいのが「機能性」。
最近では、快適な住まいづくりに役立つさまざまな効果や機能性を持つクロスや壁材が登場しています。
リフォームプランを練る前に、しっかりチェックしておきたいものですね。
今回は、マンションの住環境を整える効果や機能性を備えた壁材についてご紹介します。
室内環境を整える壁材の機能性や効果とは?
室内の壁の面積は、床面積の約3倍と言われています。
空間の多くを占める部分に機能性のある壁材を選ぶことによって、室内環境を整えるのに効果的です。
壁材の持つ機能性や効果として「調湿」、「抗ウイルス」、「抗菌効果」、「抗アレルゲン」、「有害物質の低減」、「消臭」などがあります。
以下で、それぞれの機能について見ていきましょう。
室内の湿度を快適に保つ「調湿効果」のある壁材
調湿効果とは湿度の高いときは湿気を吸収し、湿度が低くなると湿気を放出して湿度を快適に保つ効果のこと。
カビや結露を防ぐ効果も期待できます。
■珪藻土
珪藻土(けいそうど)とは、珪藻という藻の一種が化石化し堆積してできたもので、塗り壁の原料のひとつ。
珪藻土には無数の微細な穴があいており、この穴には湿気を吸収・放出して調湿する働きがあります。
気になる室内の臭いも吸収してくれるのもメリット。
一方デメリットは、液体やドロ、皮脂、タバコのヤニなどの汚れも吸収しやすいこと。
その上、水拭きをすると水分と一緒に汚れまで吸収してしまうため、注意する必要があります。
■漆喰(しっくい)
漆喰とは、消石灰を主成分とする塗り壁の原料のこと。
漆喰も多孔質で、湿気を吸収・放出する調湿効果や消臭効果に優れていますが、珪藻土にくらべて多少効果が劣ります。
珪藻土と同じく汚れを吸収しやすく、お手入れに気を使う必要があります。
■調湿壁紙・エコカラットプラス
調湿壁紙は、表面に吸収性ポリマーを使用して湿気を吸収・放出する「吸放湿壁紙」と、湿気を通す「通気性壁紙」があります。
「エコカラットプラス」とは、調湿機能を持つタイル状の壁材のこと。
調湿機能の他に、さまざまな生活臭やホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着して、低減する働きもあります。
エコカラットプラスは湿気を通しても水は通さない構造になっているため、水拭き可能でお手入れがラクなのも特徴。
調湿効果のある壁材の中で、もっとも調湿性が優れています。
健康や住環境に配慮した壁紙の2つの機能
健康や住環境の改善に役立つ壁紙の機能には、主に次の2種類があります。
■抗ウイルス・抗菌壁紙
壁紙表面に抗ウイルス剤がコーティングされており、壁紙に付着したウイルスのタンパク質を変質させ、不活化するのが特徴の壁紙です。
壁紙に付着したウイルスに効果を発揮するため、手を触れやすい場所に採用するのがおすすめ。
また抗菌作用により、細菌の増殖を抑制する働きもあります。
■抗アレルゲン壁紙
壁紙表面に施された抗アレルゲン剤が、アレルギーの原因となる花粉やダニなどを吸着し、抑制・低減します。
お部屋の気になるニオイ対策に消臭効果のある壁紙が便利!
消臭効果のある壁紙には、消臭剤を施したタイプと光触媒を利用したタイプがあり、悪臭の原因となる物質を吸着し分解・消臭します。
吸着→分解→再生を繰り返す「サイクル消臭」により、消臭効果が長持ちするのが特徴です。
消臭効果が発揮されるのは、主にトイレのアンモニア臭や生ゴミ、ペット、タバコなど。
また、消臭壁紙はニオイだけでなく、ホルムアルデヒドなどの有害物質にも効果的です。
貼るだけで手軽に消臭できるので、リビングやトイレなどニオイが気になる部屋に最適です。
まとめ
室内では壁が占める割合が大きいため、機能性のある壁材を選ぶことによって室内環境を整えることも可能です。
調湿や抗ウイルス、抗菌、抗アレルゲン、消臭などの機能性を備えた壁材の中から、部屋の用途や環境に応じて選ぶことができます。
住み心地を重視した空間づくりのために、リフォームを機に壁材を見直してみてはいかがでしょうか。
2022.05.06 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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