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29洗面所とトイレが一緒の間取りにはどんなメリット・デメリットがある?
マンションの限られたスペースを有効に使う手段として、洗面所とトイレを一緒にするという方法があります。
海外では洗面所とトイレ、バスルームが一体化した間取りが一般的ですが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。
「洗面所とトイレが一緒だと困らない?」
「どんな点に気をつけたらいい?」
そんな疑問にお答えするために、今回は洗面所とトイレが一緒の間取りのメリット・デメリットや対策についてご紹介します。
洗面所とトイレが一緒の間取りのメリットは?
まず、洗面所とトイレを一緒にするメリットを見ていきましょう。
■トイレが省スペースの分他が広くなる
仕切壁を取り払って洗面所とトイレを一緒にすると、別室にするよりも小さいスペースで済みます。
マンションの限られた面積の中で「リビングをできるだけ広くしたい」、「大きめのウォークインクローゼットを作りたい」といった場合に、トイレと洗面所が省スペースで済む分、他の部分にスペースを割けるのは大きなメリットと言えるでしょう。
■トイレ後に手を洗いやすい
トイレの手洗器が小さくて、洗いにくいと感じている方も多いのでは?
同じスペースに洗面台があれば、水の飛び散りを気にすることなく手を洗えます。
■リフォーム費用が軽減する
壁やドアの数が減るため、その分の費用が軽減します。
■バリアフリーに対応しやすい
トイレが広くなるため、介護が必要になったときに使いやすく便利です。
洗面所とトイレを一体化するデメリットとは?
次に洗面所とトイレを一体化するデメリットを見ていきましょう。
■ニオイが気になる
トイレと洗面所を一緒にすると、どうしても気になってしまうのがトイレのニオイ問題。
そのままではニオイが洗面所まで広がってしまう恐れも…。
家族みんながトイレや洗面所を気持ちよく使うためには、ニオイ対策が欠かせません。
独立型のトイレ以上にしっかりと対策を行いましょう。
■家族が同時に使用しにくい
誰かがトイレを使用中のときは洗面所を使えなかったり、入浴中にトイレに行けなかったりする可能性があります。
とくに思春期のお子さんがいる家庭や来客時は、気になりますよね。
ロールスクリーンなどで目隠しすることはできますが、音やニオイは防げないのでストレスになることも…。
リフォームプランを検討する際は、家族の生活スタイルやお子さんの年齢なども考慮することが大切です。
リフォームで取り入れたいトイレのニオイ対策
洗面所とトイレを一体化する場合、快適に使用できるようにニオイ対策をしっかり行う必要があります。
ここでは、効果的なトイレのニオイ対策をご紹介しましょう。
(1)トイレの脱臭機能
一般的なオート脱臭機能だけでなく、プラズマクラスターイオンやナノイー、除菌水などによる除菌・脱臭機能がついたタイプが各メーカーから出ています。
使わないときもトイレやトイレ空間を除菌・脱臭してくれるもの、ニオイの元になるシャワーノズルの汚れを自動洗浄してくれるもの、便器のニオイ漏れを防ぐものなど効果的な脱臭が可能です。
(2)照明を兼ねたプラズマクラスターイオン発生装置
プラズマクラスターイオンを発生する装置も、トイレの脱臭に効果的。
天井に取り付けるとセンサーが反応して自動で点灯、プラズマクラスターイオンを放出して除菌・脱臭を行います。
(3)脱臭効果のある内装材
脱臭効果のある壁紙や床材を使用するのもおすすめ。
(4)換気扇
マンションのトイレは窓がないケースが多いので、換気扇は常時つけっぱなしにするのがベスト。
センサーで人を感知すると強運転に切り替わる機能がついているタイプがおすすめです。
まとめ
洗面所とトイレが一緒の間取りは省スペースで済むため、他の部分を広くできる、リフォーム費用を抑えられる、バリアフリーに対応しやすい、手が洗いやすいなどのメリットがあります。
その反面、ニオイが気になる、同時に使用しにくいなどのデメリットも。
家族構成や生活スタイルを考慮して間取りを考えることが大切です。
また、快適に過ごせるように除菌・脱臭効果の優れたトイレや内装材、換気扇を選び、しっかりニオイ対策をしましょう。
2022.04.19 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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