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マンションリフォームで忘れてはならないのが、管理組合への工事申請です。
たとえ住戸内のリフォームであっても、事前に工事申請をして管理組合から許可をもらわなければ工事を始めることはできません。
今回はリフォームをスムーズに進めるためにもしっかりおさえておきたい、工事申請の方法と注意すべきポイントについて解説いたします。
マンションリフォームはなぜ事前に工事申請が必要なの?
集合住宅であるマンションには、住人が快適に暮らしていくためのさまざまなルールが定められた「管理規約」があります。
管理規約にはリフォームに関する規定も含まれており、専有部分と共用部分の区別やリフォーム可能な範囲、禁止事項、工事申請の詳細などが記載されています。
リフォームプランを立てる前に、内容をきちんと確認しておきましょう。
分譲マンションでリフォームをするときは、管理規約に従って行わなければなりません。
管理組合は事前に工事申請書を提出してもらうことで、申請されたリフォーム工事の内容が管理規約に沿ったものか、違反はないか等の確認ができるわけです。
もしも工事内容に違反が見つかったり、共用部分や他の居住者に大きな影響を及ぼしたりする可能性がある場合は、許可が出ないこともあります。
また、リフォーム工事が始まると騒音や振動の発生、業者の出入り、資材の搬入出による共用部のエレベーターや駐車スペースの利用等など、周辺の住人にも少なからず影響が出ることが考えられます。
そのため、管理組合が事前にリフォーム工事の詳細を把握し、どのような工事がいつ、どこで行われるのかを住人に周知させる必要があるのです。
管理組合は工事申請書に基づいて、住人に対してリフォーム工事の情報を伝えることができます。
マンションリフォームに必要な工事申請の流れとポイント
リフォーム工事の詳細が決まったら、管理組合への工事申請の手続きをしましょう。
ここでは工事申請の大まかな流れと注意点をお伝えします。
(1)工事申請書と添付書類の準備
工事申請に必要なものは、次の通りです。
■工事申請書
■設計図
■工事仕様書
■工程表
マンションによっては、この他に近隣住民の同意書が必要な場合もあります。
工事申請書は管理組合からもらい、設計図等の書類はリフォーム会社に依頼して用意してもらいます。
自分で工事申請書を記入することもできますが、書き方がわからない場合はリフォーム会社に記入してもらうことも可能です。
(2)工事申請書を管理組合(理事長)に提出する
工事申請書と添付書類が揃ったら、管理組合(理事長)に提出します。
申請から承認までおよそ10日~2週間くらい、場合によっては更に時間を要することもあるので、余裕を持って工事開始の1ヶ月以上前に工事申請書を提出するようにしましょう。
管理組合から申請書をもらう際に、申請から承認までどのくらいかかるのかを確認しておくと安心です。
(3)理事会 (理事長)の承認をもらう
理事会(理事長)からの許可が出て、ようやくリフォーム工事が可能になります。
マンション内にリフォーム工事の情報が掲示されます。
リフォーム前に近隣住人への挨拶も忘れずに!
リフォーム工事が承認されたら、両隣と上下3軒ずつの計8軒に挨拶することをおすすめします。
管理組合がリフォーム工事の詳細を掲示するかと思いますが、それとは別に工事の日程や内容、リフォーム会社の連絡先などを書面にしたものを渡して挨拶するのがベストです。
挨拶をしないまま工事を始めると、クレームやトラブルにつながりやすいので気をつけましょう。
まとめ
マンションのリフォームをするには、事前に管理組合へ工事申請をして承認を得る必要があります。
工事申請書や設計図、仕様書、工程表がなど申請に必要な書類は、できるだけ早めに準備しておくことをおすすめします。
申請から承認まで2週間以上かかることもあるので、余裕を持って1ヶ月以上前に提出するようにしてください。
また、クレームやトラブル予防のためには、近隣住人への事前の挨拶が大切です。
工事申請や内容についてわからないことがあるときは、管理組合やリフォーム会社に相談しましょう。
2022.02.04 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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