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マンションの間取り変更リフォームで、自分好みの住空間を手に入れたいと考えている方も多いでしょう。
壁を全部取り払って開放感のあるリビングにしたり、バスルームから外の景色が見えるようにしたりと夢もふくらみますよね。
しかし、マンションの間取り変更の自由度は構造によって左右される場合もあるので、注意する必要があります。
今回は、マンションの構造によって間取り変更がどのように違ってくるのかについてご紹介します。
マンションには「ラーメン構造」と「壁式構造」がある
マンションの構造は、おもに「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があり、それぞれの構造によってリフォームの自由度も変わってきます。
リフォームを考える際には、ご自分のマンションがどちらの構造でつくられているのかを確認しておきましょう。
ラーメン構造とは?メリットとデメリットも解説!
ラーメン構造とは、垂直方向の「柱」と水平方向の「梁」を組み合わせて建物を支える構造です。
「Rahmen」は枠・枠組み・額縁という意味のドイツ語から来ています。
中高層から高層のマンションが、この構造でつくられています。
では、ラーメン構造はマンションリフォームの面でどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
ラーメン構造のメリットは、動かせない壁がないため間取り変更がしやすいこと。
壁を全部取り払って開放感のある空間を実現したり、ライフスタイルに合わせた間取りにしたりと、リフォームの自由度が高いことがあげられます。
中古マンションを購入してリフォームして住む場合や、将来的に間取り変更を伴う大々的なリフォームを考えている場合は、ラーメン構造のマンションがおすすめです。
一方、ラーメン構造のデメリットは、梁や柱が出っ張っていること。
部屋の角や天井等に出っ張りができてしまうため、家具などをレイアウトしにくいと感じることがあります。
しかし、逆に梁や柱の出っ張りを活かしてデザイン性の高い個性的なリフォームをすることも可能です。
悩んだときは、マンションリフォームに詳しい業者に相談してみましょう。
壁式構造とは?メリットとデメリットも解説!
壁式構造とは天井・壁・床の面で建物を支えており、低層のマンションに多い構造です。
壁式構造のメリットは、ラーメン構造のような梁や柱の出っ張りがなくすっきりした部屋ができること。
その分、家具なども配置しやすく部屋を有効に使えます。
壁式構造のデメリットは、室内に動かすことができない「構造壁」があること。
この構造壁はマンションの建物を支えている共用部分であるため、取り払うことができません。
そのためすべての壁を撤去することは難しく、ラーメン構造と比較した場合、間取り変更の自由度は多少低くなります。
しかし、構造壁以外の壁を取り払い敢えて建具を設置しないか、もしくは間仕切り壁をインテリアのポイントにするなどの工夫で、広がりのある空間をつくり出すことも可能です。
リフォームの際は、どの壁が動かせないのかを確認した上でプランを考えるようにしましょう。
ラーメン構造か壁式構造かを見分けるポイント
リフォーム予定のマンションが、ラーメン構造と壁面構造のどちらなのかを見分けるためのポイントをご紹介します。
(1)マンションの階数をチェックする
一般的に壁式構造は5階以下のマンションに限られ、6階以上のマンションはラーメン構造である可能性が高くなります。
(2)間取り図をチェックする
間取り図を見ると、角に柱があるのがラーメン構造で、柱がないのが壁面構造になります。
ただし、図面だけではわかりにくい場合もあるため、信頼できるリフォームの専門家に見てもらう方が安心です。
まとめ
マンションには「ラーメン構造」と「壁式構造」の2種類があります。
ラーメン構造は梁と柱を組み合わせて建物を支えるつくりで、間取り変更の自由度が高いのがメリットですが、室内に出っ張りができてしまうのがデメリットです。
壁式構造は天井・壁・床で建物を支えており、出っ張りのないスッキリした部屋になりますが、撤去できない壁があるため間取り変更の自由度が多少下がります。
マンションの階数や見取り図によってどちらの構造かを見分けることができますが、間取り変更を伴うリフォームをする場合は専門家に相談することをおすすめします。
2022.01.18 アールデザインラボ株式会社 根立洋平
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