今回は、《クローズドキッチン》についてです。
クローズドキッチンとは独立したキッチンのことです。
ダイニングなど他の部屋からは見えず、三方を壁に囲まれて入口が一か所にある完全に独立した形と、上部に壁や、壁の代わりに吊戸棚を一面に取り付けて真ん中から会話や食器の受け渡しができる形(セミクローズドキッチン)があります。
調理中のにおいや煙、音などがダイニングやリビングに流れににくい、独立した空間で調理に専念しやすいなどのメリットがあります。
また多少散らかっていたり調理中でも他の部屋から見えないため、急な来客などの対応もスムーズです。
デメリットとして、調理中はコミュニケーションが取りづらいので家族の様子が分からない、孤独感があるとという点が挙げられます。
そのため、リフォームの際にオープンタイプやセミオープンタイプのキッチンに変更したいという意見がほとんどです。
間取りの変更をせずにオープンにする場合と、キッチンの位置そのものを変えてオープンタイプにする場合があります。
また、夏場の調理の際は熱がこもりやすいため、換気が重要です。
写真は工事前のセミクローズドタイプのキッチンです。